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外壁塗装を検討し始めたとき、多くの方が「どの業者に頼めばいいのかわからない」という壁にぶつかります。費用の相場はある程度わかっても、業者を選ぶ基準がなければ複数の見積もりを比べることもできません。
この記事では、業者選びで押さえておくべき5つの基準と、よくある失敗パターン、業者への質問リストをまとめました。
外壁塗装業者の種類を知っておこう
業者選びの前に、まず外壁塗装を依頼できる業者にはどのような種類があるかを確認しておきましょう。それぞれに特徴があり、向き不向きがあります。
ハウスメーカー(安心感は高いが費用は割高になりやすい)
新築時にお世話になったハウスメーカーに塗装を依頼するケースです。家の構造や仕様を把握しているため、施工の精度や保証面での安心感はあります。
ただし、ハウスメーカー自体は施工を行わず、外部の塗装業者に発注することがほとんどです。その際に中間マージンが上乗せされるため、費用は同等品質の工事と比較して割高になる傾向があります。
大手リフォーム会社(中間マージンが発生する場合がある)
テレビCMでよく見かける大手リフォーム会社も、ハウスメーカーと同様に自社施工ではなく、地元の塗装業者に発注するケースがあります。その場合、中間マージンが発生し、費用に反映されます。
一方で、品質管理の仕組みやアフターフォローの体制が整っている会社も多く、施工後のトラブルが起きたときの対応力は比較的高い傾向にあります。
地元の塗装専門店(コストパフォーマンスが高いが選び方が重要)
地域に根ざした塗装専門店は、自社施工であることが多く、中間マージンがかかりにくいためコストパフォーマンスが高い傾向があります。また、地域に長く営業している業者は、施工実績が豊富で、地域の気候・環境に合った塗料選びのノウハウを持っています。
ただし、業者によって品質・価格・対応力に差があるため、選び方が重要です。複数社から見積もりを取り、比較することが欠かせません。
一括見積もりサービス経由(審査済みで手間が省ける)
複数の業者に一度に見積もり依頼ができる一括見積もりサービスを利用する方法もあります。サービスによっては、登録業者に対して施工実績や保険加入状況などの審査を行っており、一定の品質基準を満たした業者だけを紹介しています。
自分で業者を探す手間が省け、比較検討がしやすいのが利点です。
失敗しない業者選び5つの基準
業者の種類を理解したうえで、実際に業者を評価する際に使える5つの基準を確認しましょう。
1. 塗装工事業の許可・資格を持っているか
外壁塗装は建設業法が適用される工事です。請負代金が500万円以上の塗装工事を請け負う場合、業者は国土交通大臣または都道府県知事による建設業(塗装工事業)の許可を受けていなければなりません(国土交通省「許可の要件」より)。
許可を受けた業者には許可番号が交付されます。見積もりや会社案内に許可番号の記載があるか確認しましょう。
また、職人個人の技術を証明する国家資格として塗装技能士があります。中央職業能力開発協会(JAVADA)が管理する技能検定制度に基づく国家検定で、1級取得には原則7年以上の実務経験が必要(2級取得後は2年以上の実務経験で受験可能)です。施工を担当する職人が塗装技能士の資格を持っているかどうかも、技術水準を測る目安になります。
補足: 500万円未満の工事であれば建設業許可がなくても請け負えますが、許可を持っている業者の方が一定の経営基盤・技術力の要件を満たしているため、より信頼性の目安になります。
2. 地元での施工実績が豊富か(10年以上が目安)
地域での施工実績は、業者の信頼性を測る重要な指標です。地元で長く営業している業者は、地域の気候・環境条件に合った塗料選びのノウハウを積み重ねています。また、施工後に問題が起きても駆けつけやすい環境にあります。
目安として、地域での営業年数10年以上かつ施工事例の写真や顧客の声を提示できる業者かどうかを確認してみてください。なお、沿岸部では塩害に強い塗料への対応実績、積雪地域では凍害対応の施工経験など、地域の気候環境に応じた施工実績も業者選びの参考になります。
施工事例を確認する際は、自分の家に似た外壁素材(サイディング・モルタルなど)の事例があるかどうかも見ておくと参考になります。
3. 見積書が透明で詳細か
見積書の内容は、業者の誠実さを判断するうえで最も重要な書類の一つです。適正な見積書には、塗装面積・塗料名・塗料のメーカー・塗布量・工程ごとの単価が明記されています。
「一式〇〇万円」とだけ記載された見積書では、何に費用がかかっているかがわからず、後から追加費用を請求されるリスクがあります。
見積もりの比較方法については、外壁塗装の見積もり比較ガイドも参照してください。
4. 施工後の保証が書面で提示されるか
外壁塗装の工事保証は、口頭ではなく書面(保証書)で提示されるものでなければ実質的な意味がありません。保証書には、保証期間・保証内容・免責事項が明記されていることを確認してください。
一般的に使用される塗料のメーカー保証は5〜15年程度(塗料の種類による)ですが、施工業者が独自に提供する施工保証の内容は業者によって異なります。保証期間が終了した後のアフターフォロー体制についても確認しておくと安心です。
注意: 保証期間が「10年保証」でも、保証内容や免責事項によっては実際には保証が適用されないケースがあります。保証書の内容を事前に確認し、不明点は業者に質問してください。
5. 自社施工か、下請けへの丸投げか確認する
見積もりを取った業者が実際に施工するのか、それとも下請け業者に丸投げするのかを確認することが重要です。
下請けに丸投げされると、施工中の管理が薄くなったり、問題が起きたときに責任の所在が不明確になったりすることがあります。自社の職人が施工する「自社施工」の業者であれば、品質管理がしやすく、アフターフォローも直接対応してもらいやすくなります。
ここまでの5つの基準を踏まえて、実際に複数の業者から見積もりを取ってみてください。優良な業者をまとめて比較したい場合は、審査済み業者のみを紹介する一括見積もりサービスが便利です。
業者選びでよくある失敗パターン
国民生活センターには、住宅のリフォーム工事に関するトラブル相談が毎年多数寄せられています(2016年度の点検商法に関する相談件数は2,400件に上ります(出典: 国民生活センター、2018年3月1日公表))。よくある失敗パターンを知っておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。
飛び込み営業で即決してしまった
突然自宅に訪問してきた業者から「今すぐ工事しないと大変なことになる」と不安をあおられて、その場で契約してしまうケースがあります。国民生活センターの報告書(2018年3月1日公表)によれば、「無料で点検します」と訪問してきた業者が、消費者が確認しにくい屋根・床下などの不具合を指摘して不要な工事を契約させる「点検商法」のトラブルが増加傾向にあります。
飛び込み営業で即決するのは避け、必ず複数社から見積もりを取って比較検討する時間を確保してください。訪問販売の場合、契約後8日以内であればクーリング・オフ制度を利用して契約を解除することができます。
安さだけで選んで施工品質に問題が起きた
複数の見積もりを比較すると、金額に大きな差があることに気づきます。相場より著しく安い見積もりは、使用する塗料のグレードが低かったり、下塗りの工程が省かれていたりすることがあります。
費用は重要な判断基準ですが、安さだけを優先すると施工品質に問題が起きたり、数年後に再塗装が必要になったりするリスクがあります。価格と品質のバランスで判断することが大切です。
1社だけの見積もりで相場がわからなかった
1社しか見積もりを取らないと、その金額が相場と比べて高いのか低いのかが判断できません。外壁塗装の費用は使用する塗料・面積・業者によって変わるため、最低でも2〜3社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
費用の相場については、外壁塗装の費用相場もご確認ください。
業者に必ず聞くべき5つの質問
実際に業者と話す機会があれば、以下の5つの質問を確認しておくと安心です。
下請けへの依頼はあるか
受注した工事を下請け業者に丸投げするのか、自社の職人が施工するのかを確認します。自社施工であれば、工事中の管理や問題発生時の対応が直接的になります。
使用する塗料のメーカーと商品名を教えてもらえるか
使用する塗料が具体的にどのメーカーの何という商品かを教えてもらいましょう。塗料名がわかれば、メーカー公式サイトで性能・耐用年数・用途を自分でも確認できます。
「当社のオリジナル塗料」と言われた場合は、性能の検証が難しくなるため、慎重に判断してください。
施工中の写真報告はあるか
工事中の進捗を写真で報告してくれる業者は、施工品質に対して真摯に取り組んでいる傾向があります。特に、下塗り・中塗り・上塗りの各工程を写真で記録してくれるかどうかを確認してください。
アフターフォローの内容と期間は
工事完了後の定期点検や、施工不具合が発生した場合の対応について確認しておきましょう。保証内容が口頭のみの場合は、書面での提示を求めてください。
見積書の項目を一つひとつ説明してもらえるか
見積書に記載された各項目の内容と費用の根拠を、丁寧に説明してくれる業者は信頼度が高いと言えます。説明を求めたときに曖昧な回答しかしない業者には注意が必要です。
信頼できる業者を効率よく見つける方法【まとめ】
一括見積もりサービスなら審査済み業者だけを比較できる
自分で1社ずつ業者を探して連絡するのは、時間も手間もかかります。一括見積もりサービスを利用すれば、1回の申込みで複数の審査済み業者から見積もりを取ることができます。
サービスによっては、登録業者に対して施工実績・許可番号・保険加入状況などの事前審査を行っており、一定の基準を満たした業者だけが紹介されます。
3社見積もりで適正価格がわかる
複数社の見積もりを取ることで、相場感がつかめ、各業者の提案内容を比較できるようになります。一般的に、2〜3社の見積もりを取り比較することが推奨されています。
まずは無料で見積もり内容を確認するところから始めてみてください。
業者選びの5つの基準をおさらいしておきましょう。
- 塗装工事業の許可・資格を持っているか
- 地元での施工実績が豊富か(10年以上が目安)
- 見積書が透明で詳細か
- 施工後の保証が書面で提示されるか
- 自社施工か、下請けへの丸投げか確認する
業者選びの基準が明確になったら、次は実際に見積もりを取って比較してみてください。外壁塗装の費用相場も参考に、適正な価格かどうかを確認することをおすすめします。