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太陽光パネルを設置している住宅で、屋根の塗装時期が近づいてきたとき、「パネルはどうすればいいのか」と悩む方は多いです。

結論として、太陽光パネルがある屋根でも塗装は可能です。ただし、パネルの脱着が必要になるため、通常の屋根塗装と比べて作業の流れと費用が異なります。

この記事では、太陽光パネルがある屋根の塗装について、脱着の流れ・注意点・費用の考え方・業者選びのポイントを解説します。

太陽光パネルがある屋根は塗装できる?

塗装自体は可能。ただしパネルの脱着作業が必要になる

太陽光パネルが設置されている屋根への塗装は可能です。ただし、塗料がパネルや架台(パネルを屋根に固定する金具)の下に塗り込めないため、一般的にはパネルをいったん屋根から取り外してから塗装を行い、塗装完了後に再度取り付けるという流れになります。

パネルを取り外さずに塗装を行う場合、パネル下の屋根面に塗料を塗ることができず、塗装の保護効果が不均一になることがあります。どの方法が適切かは屋根の状態・パネルの設置状況・使用する塗料によって異なります。専門業者に現地確認を依頼し、判断を仰ぐことをおすすめします。

通常の屋根塗装との大きな違い

通常の屋根塗装との主な違いは以下の点です。

比較項目通常の屋根塗装太陽光パネルあり
施工前の準備足場設置・高圧洗浄足場設置・パネル脱着作業が追加で必要
関係する業者塗装業者のみ塗装業者+太陽光施工業者の連携が必要
費用屋根塗装費用のみ屋根塗装費用+パネル脱着費用が追加
工期屋根塗装の工期のみ脱着作業分の日程が追加

太陽光パネルの脱着とは?流れと注意点

脱着の基本的な流れ(取り外し → 塗装 → 取り付け)

太陽光パネルの脱着から屋根塗装完了までの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 事前確認: 太陽光システムの保証書・施工会社・パネルメーカーを確認する。保証書が見つからない場合は、施工業者またはパネルメーカーに問い合わせてください(→詳細は後述)
  2. 足場設置: 屋根塗装用の仮設足場を設置する
  3. パネル取り外し: 太陽光専門業者がパネルと架台を取り外し、安全な場所に保管する
  4. 屋根高圧洗浄: 屋根面の汚れ・コケ・旧塗膜を洗浄する
  5. 屋根塗装: 下塗り・中塗り・上塗りの工程で塗装する
  6. パネル取り付け: 塗装完了後、太陽光専門業者がパネルと架台を再設置する
  7. 発電確認: 再設置後、発電が正常に行われているか確認する
  8. 足場撤去: 仮設足場を解体・撤去する

脱着は太陽光専門業者と塗装業者の連携が必要

太陽光パネルの脱着作業は、太陽光発電の専門知識を持つ業者が行う必要があります。塗装業者単独でパネルを取り外すことはリスクを伴う場合があります。

実際の施工では、塗装業者と太陽光施工業者が連携して工事を進めることが一般的です。業者に依頼する際は、太陽光パネルの脱着実績のある業者か、または脱着を依頼できる連携業者がいるか確認してください。

自分でパネルを外してはいけない理由(保証・安全性)

太陽光パネルを自分で取り外すことは、以下の理由から避けるべきです。

保証が無効になるリスク パネルの出力保証期間はメーカーによって異なります。ご自身のパネルメーカーの保証書で実際の保証期間を確認してください。メーカーの施工基準を無視した取り外しや不適切な再設置を行った場合、メーカー保証が適用されなくなる可能性があります。

安全上のリスク 太陽光発電は電気工作物です。電気系統に関わる作業は電気工事士の資格が必要な場合があります。また、不慣れな方が屋根上でパネルを取り扱うと、感電や転落のリスクがあります。屋根の防水処理も適切に行わないと雨漏りの原因になります。

JPEA(太陽光発電協会)の情報: メンテナンスは必ず業者に依頼し、自分でやることは避けるよう案内しています(JPEA「長く使っていただくために」より)。

脱着不要な工法もある(パネル下以外の部分だけ塗装する方法)

状況によっては、パネルを取り外さずにパネルが設置されていない部分だけを塗装する工法もあります。この場合、パネル下の屋根面は塗装されないことになります。

この工法が適用できるか、また長期的なメンテナンスの観点からどちらが適切かは、屋根の状態・パネルの設置面積・業者の判断によって異なります。必ず複数の業者に相談し、見積もりと説明を比較したうえで判断することをおすすめします。


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費用の目安

屋根塗装の費用目安(通常)

屋根塗装の費用は、屋根の面積・使用する塗料の種類・屋根材の状態・施工地域・業者によって異なります。

費用の詳細については、外壁塗装の費用相場をご確認のうえ、実際に複数業者から見積もりを取ることをおすすめします。

パネル脱着費用が追加でかかる(パネル枚数・業者によって異なる)

太陽光パネルの脱着費用は、以下の要因によって変わります。

  • パネルの枚数・設置面積
  • パネルの設置方法(架台の種類)
  • 依頼する業者

脱着費用は業者・パネル枚数によって大きく異なります。一般的にはパネル枚数に応じて数万〜十数万円程度になることが多いとされていますが、必ず見積もり時に確認してください。公式に定められた相場がないため、塗装費用と合わせた総額で比較することをおすすめします。

外壁塗装と同時施工でコストを抑える方法

屋根塗装と外壁塗装を同時に施工することで、足場費用を1回分に抑えられます。

一般的な2階建て住宅の場合、足場の設置・撤去費用は15〜25万円程度かかります(※業者・地域・建物規模によって異なります)。外壁と屋根を別々に施工すると足場費用が2回分かかりますが、同時施工なら1回分で済みます。同時施工のメリット・デメリットについては、外壁塗装と屋根塗装は同時施工がお得?で詳しく解説しています。

太陽光パネルの発電効率への影響は?

塗装後に発電量が回復・向上するケースもある(汚れ除去の効果)

屋根塗装の工程では、事前に高圧洗浄で屋根面の汚れ・コケを除去します。パネル脱着の際にパネルの洗浄・清掃を合わせて行うことで、パネル表面の汚れが取り除かれ、発電効率が改善するケースがあります。

汚れの蓄積で発電量が低下している場合に効果が期待できますが、発電量の回復効果は汚れの程度や状況によって異なります。

パネル自体の洗浄・点検を同時に行うメリット

パネルの脱着工事に合わせて、パネル自体の洗浄や状態確認を行うことも可能です。

JPEA(太陽光発電協会)では、住宅用太陽光発電システムについて、設置後1年目、その後は4年に1回以上の定期点検を推奨しています(JPEA「長く使っていただくために」より)。屋根塗装のタイミングで定期点検も合わせて実施することを検討してみてください。

太陽光システムの保証を確認してから施工する

屋根塗装を行う前に、以下の情報を必ず確認してください。

  • パネルメーカーの保証書(保証期間・保証内容・免責事項)
  • 設置業者の施工保証(連絡先を確認しておく)
  • 改正FIT法対象の場合、保守点検・維持管理計画

保証書が見つからない場合は、施工を依頼した業者やパネルメーカーに連絡して確認してください。

太陽光システムの詳細については、太陽光発電のサービスページもご覧ください。

業者選びのポイント

太陽光パネルの脱着実績がある業者を選ぶ

太陽光パネルが設置された屋根の塗装は、パネルの脱着経験のない業者にとっては初めての作業になる場合があります。脱着作業のミスは雨漏り・感電・保証無効のリスクにつながります。

業者を選ぶ際は、「太陽光パネルの脱着経験があるか」「施工事例があるか」を確認してください。

塗装業者だけでなく太陽光施工業者との連携体制を確認する

太陽光パネルの脱着は専門知識が必要なため、塗装業者がパネル脱着を外注している場合があります。この場合、外注先の太陽光施工業者がどのような業者かも確認しておくと安心です。

また、工事中のトラブル発生時に、塗装業者と太陽光施工業者のどちらが責任を持って対応してくれるかも事前に確認することをおすすめします。

複数社に相見積もりを取る

太陽光パネルがある屋根の塗装費用は、業者によって大きく異なる場合があります。脱着費用を含めた総額で2〜3社から見積もりを取り、比較することをおすすめします。

見積もりの比較方法については、外壁塗装の見積もり比較ガイドを参考にしてください。

まずは無料で相談・見積もりを取ってみよう

太陽光パネルがある屋根の塗装は、通常の屋根塗装より検討事項が多く、一人で判断することが難しい工事です。まずは無料で複数業者に相談し、見積もりを比較することをおすすめします。

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太陽光パネルのメンテナンス・点検については、太陽光専門業者にも合わせて相談することをおすすめします。

太陽光パネルの設置・メンテナンスについて相談する(ファミリー工房)

外壁塗装の費用相場を確認する(/gaiheki/cost/)


この記事のポイントをまとめます。

  • 太陽光パネルがある屋根でも塗装は可能。ただしパネルの脱着作業が必要
  • 脱着は太陽光専門業者が担当する必要がある。自分でパネルを外すと保証が無効になるリスク
  • 脱着費用は業者・パネル枚数によって異なるため、見積もりで確認することが必要
  • 屋根塗装と外壁塗装の同時施工で足場費用を1回分に抑えられる
  • 施工前にパネルメーカー保証書と施工保証の内容を確認すること

太陽光発電を設置してからの費用・収支については、太陽光発電は元が取れるか?もあわせてご参照ください。