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自宅に羽アリが大量発生して、「これってシロアリ?」と焦っている方へ。

シロアリかどうかは、いくつかのポイントを確認するだけで、ある程度見分けることができます。ただし、判断に迷う場合は専門業者への相談が最善の初動です。

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この記事では、シロアリとクロアリの羽アリを見分ける3つのポイント、やってはいけない行動、そして正しい初動対応の手順を解説します。


羽アリが大量発生したら、まずシロアリかどうかを確認する

羽アリが大量に発生した場合、シロアリなのかクロアリなのかによって、その後の対応が大きく変わります。クロアリの羽アリであれば、家の構造に直接の被害が出るわけではありません。一方、シロアリの羽アリが発生した場合は、すでに床下や壁内にコロニー(巣)が形成されている可能性があります。

まずは落ち着いて、以下の3つのポイントで確認してみてください。

シロアリの羽アリとクロアリの羽アリ — 3つの見分けポイント

1. 触角の形を見る

シロアリの羽アリは触角が数珠(じゅず)状で、まっすぐに伸びています。一方、クロアリの羽アリの触角は**「く」の字形**に折れ曲がっています。

虫が小さくて判断が難しい場合は、スマートフォンで接写撮影し、画像を拡大して確認する方法が有効です。

2. 胴体のくびれを見る

クロアリの羽アリには、胸部と腹部の間に明確なくびれがあります。シロアリの羽アリは**くびれがなく、胴体が寸胴(ずんどう)**な形をしています。

ハチのような胴のくびれが確認できれば、クロアリである可能性が高いといえます。

3. 前後の翅(はね)の大きさを比べる

シロアリの羽アリは前翅と後翅がほぼ同じ大きさで、胴体に対して翅が長く見えます。クロアリの羽アリは前翅が後翅より大きく、2枚の翅のサイズに違いがあります。

翅が落ちてしまっている場合、床や窓枠に同じ大きさの翅がまとまって落ちていればシロアリを疑う材料になります。


特徴シロアリの羽アリクロアリの羽アリ
触角の形数珠状(まっすぐ)く字形(折れ曲がり)
胴体のくびれなし(寸胴)あり(くびれがある)
前後の翅の大きさほぼ同じ前翅が後翅より大きい

シロアリの羽アリが出やすい時期と場所

日本の住宅で主に見られるシロアリは、ヤマトシロアリイエシロアリの2種です。

ヤマトシロアリ

  • 発生時期: 4〜5月の昼間(九州・沖縄では3月下旬から、東北・北海道では5月下旬〜6月ごろに発生することがあります)
  • 発生しやすい場所: 浴室・洗面所・台所・玄関など水まわりや湿気の多い場所
  • 特徴: 比較的小型。日本全国に分布し、被害件数が多い

イエシロアリ

  • 発生時期: 6〜7月の夜間
  • 発生しやすい場所: 窓・照明の周辺(光に集まる習性がある)
  • 特徴: ヤマトシロアリより大型でコロニーの規模が大きく、被害が深刻になりやすい。千葉県南部・神奈川県沿岸部以西〜沖縄の温暖な沿岸地域に分布。近年は温暖化により分布域が北上しつつある

「夜に照明の周りで大量に羽アリが飛んでいた」という場合は、イエシロアリの可能性があります。イエシロアリは被害の進行が早い傾向があるため、翌朝には専門業者に相談することをおすすめします。


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やってはいけない3つの行動

羽アリが大量発生した際、つい取ってしまいがちな行動が、かえって状況を悪化させることがあります。

1. 慌てて自分で薬剤を撒く

市販の殺虫スプレーを羽アリに向けて噴霧すると、目に見えている羽アリは駆除できます。しかし、床下や壁内のコロニー本体には効果がありません。市販薬剤では根本的な解決にならないため、羽アリを見つけたら薬剤に頼らず発生場所を記録して専門業者に連絡することを優先してください。

羽アリに薬剤を使うのではなく、発生場所を記録してから専門業者に連絡することが先決です。

2. 羽アリを全部掃除機で吸い取る

羽アリをすべて片付けてしまうと、業者が現地調査に来た際に「どんな虫がいたか」を確認する証拠が消えてしまいます。数匹は小さなビニール袋に保管しておくと、業者が種類を特定する際の参考になります。

3. 「様子を見る」で放置する

「もう飛んでいないから大丈夫かも」と思って放置するのは危険です。羽アリが飛んだということは、コロニーが成熟して新たな場所へ分散を始めている段階です。被害がすでに進行している可能性があります。

羽アリが消えた後も、専門業者による床下調査を受けることをおすすめします。

正しい初動対応 — 3ステップ

Step 1: 虫の写真を撮る

羽アリを見つけたら、スマートフォンで接写撮影しておきます。触角・胴体・翅がわかるように、なるべく複数枚撮っておきましょう。業者への電話やメール相談の際に「写真を見てもらう」だけで、種類の特定が速くなります。

数匹を小さなビニール袋に入れて保管しておくと、さらに確実です。

Step 2: 発生場所・発生源の目星をつける

  • 羽アリが飛んできた方向・集まっている場所を確認する
  • 浴室・洗面所・台所・玄関周辺・窓枠の近くかどうか確認する
  • 床の一部が柔らかくなっていないか、床鳴りが増えていないかを確認する

発生場所のメモと写真があると、業者が訪問調査の準備をしやすくなります。

Step 3: 専門業者に無料調査を依頼する

写真と発生場所のメモを用意したら、シロアリ専門業者に連絡します。多くの業者で無料の現地調査を実施しています。調査の結果、シロアリが確認されなかった場合でも、原因(クロアリ・キノコバエ等)を教えてもらえるため、無駄になることはありません。


羽アリ発生後の業者調査で確認されること

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無料調査で業者が見るポイント

専門業者が現地調査で確認する主な箇所は以下の通りです。

床下への侵入経路

シロアリが床下に侵入した経路(配管貫通部・基礎の隙間・玄関土間の隙間等)を確認します。侵入経路の特定は、再発防止策を検討するうえでも重要です。

蟻道(ぎどう)の有無

「蟻道」とは、シロアリが土・木くず・排泄物を固めて作った通路のことです。基礎のコンクリート面や土台の木材沿いに見られることが多く、シロアリが活動している証拠とみなされます。蟻道の有無と規模から、被害の進行度がある程度把握できます。

木部の食害状況

床下の土台・大引(おおびき)・根太(ねだ)などの木材に食害がないかを確認します。木材を叩いて空洞音がする場合や、カビのような湿った臭いがする場合は被害が進行している可能性があります。

調査結果の読み方と次のアクション

シロアリ被害が確認された場合

調査でシロアリの存在が確認された場合、業者から駆除方法と費用の見積もりが提示されます。

主な駆除方法には以下の2種類があります。

工法概要費用の目安(30坪の場合)
バリア工法(薬剤散布)床下の木材に薬剤を散布・注入する10〜20万円程度
ベイト工法(毒餌)毒餌をコロニーに持ち帰らせる15〜30万円程度

※複数業者の公開料金を参考にした目安です。実際の費用は見積もりで確認してください。

※ベイト工法は年間契約方式が多く、2年目以降も年間3〜6万円程度の維持費が発生する場合があります。契約前に必ず確認してください。

シロアリ110番の場合、**1㎡あたり1,320円(税込)**が基本料金で、見積もり・キャンセルはいずれも無料です。

シロアリ駆除の費用相場について詳しく知りたい方はこちら

シロアリが否定された場合

調査の結果、シロアリの存在が確認されなかった場合でも、別の原因(クロアリ・キノコバエ・アミメアリ等)についての説明を受けることができます。それぞれの対処方法も異なるため、業者に正確に教えてもらいましょう。


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