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「駆除費用だけでも高いのに、修繕費まで必要なのか…」——シロアリ被害が発覚したとき、そう思う方は少なくありません。

ただ、修繕費用は被害の程度と範囲によって大きく変わります。初期発見なら数万円で済むこともありますし、重度の場合には100万円を超えることもあります。この記事では、被害箇所ごとの修繕費用の目安と、被害程度別の総費用シミュレーションを整理します。「修繕費がどれくらいかかるか」の見当をつける際の参考にしてください。


シロアリ被害の修繕が必要になるケースとは

修繕が必要な被害の判断基準

シロアリ被害が確認された場合でも、すべてのケースで大規模な修繕が必要になるわけではありません。修繕が必要になるのは、主に次のような状況です。

  • 木材の腐食が進み、構造耐力に影響が出ている場合:柱や土台がシロアリに食われ、建物の強度が低下している状態
  • 床材・フローリングのスポンジ化・沈み込みがある場合:フローリングを踏んだときにふかふかした感触があったり、沈み込んだりする状態
  • 柱・土台・根太への食害で空洞化が確認できる場合:木材をたたいたときに空洞音がする状態
  • 蟻道が壁内部まで到達している場合:シロアリが壁の内側まで侵入し、断熱材や壁材にまで被害が及んでいる状態

これらは建物の構造や居住性に関わるため、駆除処理後に修繕が必要になります。

修繕が不要または最小限で済むケース

次のような場合は、修繕を最小限に抑えられる可能性があります。

  • 初期段階での発見:蟻道の発見にとどまり、木材への食害がまだ浅い状態であれば、木材自体の交換が不要なケースがあります
  • 駆除処理で食害が止まれば、そのまま使用できる部材もある:食害が表面的なものにとどまり、構造耐力に影響がない場合
  • 住宅の構造に影響していない外周部の軽微な被害:建物の骨格(柱・土台)への影響がない、外周部の軽微な被害

被害程度の判定は専門家の点検が前提

「どこまで修繕が必要か」は、目視だけでは正確に判断できません。

床下全体の調査(内視鏡・打診等)を行い、被害がどこまで及んでいるかを専門家に確認してもらうことが前提になります。「被害範囲の確認 → 駆除処理 → 修繕の確定」という順番で進めるのが基本的な流れです。


被害箇所ごとの修繕費用目安

以下の費用は業界一般情報に基づく参考値です(2026年3月時点)。建物の状態・材質・工法・業者・地域によって大きく異なります。必ず複数の業者から見積もりを取ってください。

地域によって人件費・資材費が異なるため、費用は10〜30%程度変動することがあります。

床(フローリング・根太)の修繕費用

床への食害は、シロアリ被害で最も多く見られる箇所の一つです。

  • フローリング張り替え:1㎡あたり6,000〜20,000円程度(解体・廃材処分費は別途)(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 根太・大引きの交換:1本あたり10,000〜30,000円程度(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 床全体の張り替え(6畳):根太交換を含む場合、20〜80万円程度(根太の損傷が広範囲に及ぶ場合はさらに高くなることがあります)(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 被害範囲が広いほど、解体・処分費が加算されます

柱・土台の補修費用

柱や土台への食害は、建物の構造耐力に直接影響します。

  • 部分補修(エポキシ樹脂充填):施工規模・使用材料・業者によって大きく異なります。参考値としてご利用ください(軽微な食害の場合でも、まずは業者への見積もりをおすすめします)
  • 柱の部分交換:1本あたり15〜50万円程度(足場・内装工事が伴う場合は増加します)(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 土台の交換:1mあたり20,000〜50,000円程度(状態によって大きく異なります)(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 構造耐力に関わる部材は、補強または交換が原則です

壁・断熱材の修繕費用

蟻道が壁内部に達している場合は、壁の解体が必要になることがあります。

  • 内壁の解体・復旧:1㎡あたり15,000〜30,000円程度(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 断熱材に食害が及んでいる場合は、断熱材の交換も必要になります
  • 壁内部の被害は外から見えないため被害が拡大しやすく、発見時には想定より範囲が広いことがあります

玄関・土間まわりの修繕費用

玄関は地面に近い構造のため、シロアリの侵入口になりやすい箇所です。

  • 玄関框(かまち)の交換:5〜20万円程度(材質・デザインによって異なります)(参考値。工事業者・地域・工法により大きく異なります。正確な費用は見積もりでご確認ください)
  • 土間まわりの補修:シロアリが通路として使っていた穴の閉塞処理が必要になる場合があります
  • 玄関まわりの木部が被害を受けているケースは少なくありません

総費用のシミュレーション(被害程度別)

駆除費用と修繕費用を合わせた「実際にかかる総費用」の目安を、被害の程度別に整理しました。

軽度(初期発見・駆除のみ)の場合

  • 駆除費用:10〜15万円程度(30坪の家・バリア工法の場合)
  • 修繕費用:0〜5万円程度(軽微な補修のみ。修繕が不要な場合は0円)
  • 合計目安:10〜20万円程度

早期発見・早期対処ができた場合のシナリオです。床下点検で蟻道を発見したものの、木材への食害が浅く、駆除処理後に大規模な修繕が不要なケースがこれに当たります。

中程度(床一部に食害あり)の場合

  • 駆除費用:10〜15万円程度
  • 床修繕費用(6〜8㎡程度):15〜40万円程度
  • 合計目安:25〜55万円程度

床のふかふか感に気づいたが、柱や土台への影響はない段階で発見したケースです。床の一部(6〜8㎡程度)の張り替えが必要になる場合が該当します。

重度(柱・土台まで食害・壁内部に蟻道)の場合

  • 駆除費用:10〜20万円程度
  • 構造補修費用(柱・土台・壁):100〜300万円以上
  • 合計目安:110〜320万円以上

柱や土台まで食害が及んでいる場合は、構造補修が必要になり費用が大きく増えます。壁内部にまで蟻道が達している場合には、壁の解体を伴う大規模な修繕が必要になることがあります。

重度の被害が判明した場合は、シロアリ業者による駆除に加えて、建設業者(工務店・リフォーム会社)との連携が必要になります。

早期発見がコストを大きく変える

ここで気になるのが、「軽度」と「重度」の費用差です。

同じ建物でも、発見のタイミングによって数百万円の差が生まれます。軽度から重度への拡大には、数ヶ月から1年以上かかることもあります。5年ごとの定期点検・防除処理を行うことで、重度の被害を防げる可能性が高まります。

予防コストは一般的に5〜15万円程度(30坪の場合)とされており、重度修繕費用(100〜300万円以上)と比較すると、相対的に低コストといえます(個別の状況により異なります)。予防のタイミングについてはシロアリ予防はいつやる?5年ごとが正解な理由で詳しく解説しています。


修繕工事を依頼する業者の選び方

シロアリ業者と建設業者の役割分担

修繕工事の依頼先を考えるとき、「シロアリ業者に頼めばいいのか、別の業者が必要なのか」という疑問が出てきます。

  • シロアリ業者(駆除専門):駆除・防除処理が専門です。軽微な補修(コーキング処理・小規模な木部補修)には対応できる業者もありますが、大規模な木部修繕は専門外です
  • 建設業者(工務店・リフォーム会社):床の張り替え・柱の交換・壁の補修など、木部修繕の専門家です
  • 被害が軽微な場合:シロアリ業者が修繕まで対応してくれるケースもあります(事前に確認してください)
  • 重度の場合:建設業者に別途依頼するのが一般的です

まず駆除業者に点検・駆除を依頼し、被害の全容が判明してから建設業者への修繕依頼を検討する流れが基本です。

見積もりを取る前に確認すること

修繕の見積もりを取る前に、以下を準備・確認しておくとスムーズです。

  • 被害箇所の写真と点検レポートを入手する:シロアリ業者から駆除後の報告書を受け取り、被害箇所・被害範囲を文書で確認しておきます
  • 修繕が必要な箇所・範囲を書面で確認する:口頭だけでなく、書面で記録を残すことが重要です
  • 工務店・リフォーム会社に見積もりを取る:複数社から見積もりを取り、比較してください(2〜3社が目安です)
  • 施工保証の有無・内容を確認する:修繕後の保証内容(期間・範囲)を事前に確認します

よくある質問

火災保険でシロアリ修繕費用はカバーされますか?

一般的に、火災保険はシロアリ被害に適用されないケースがほとんどです。虫害(シロアリを含む)は免責事項として除外されているケースがほとんどです。

住宅瑕疵担保保険(新築後10年以内の住宅が対象)についても、シロアリ被害は対象外となることが多いとされています。ただし、保険の内容は商品・契約内容によって異なります。ご自身の契約内容は保険会社に直接確認することをおすすめします(各保険商品の約款をご確認ください)。また、住宅購入時の保証書・ハウスメーカーのアフターサービス規定も確認してください。

修繕工事はシロアリ業者と建設業者のどちらに頼めばよいですか?

被害の程度によって異なります。

  • 軽微な補修(コーキング・小規模な木部補修など):シロアリ業者が対応できるケースもあります
  • 床の張り替え・柱の交換など大規模な修繕:建設業者(工務店・リフォーム会社)への依頼が基本です

判断に迷う場合は、シロアリ業者と建設業者の両者に見積もりを依頼して比較してください。

修繕を後回しにしても大丈夫ですか?

駆除処理を終えた後も、食害を受けた木材の強度は自然には回復しません。

構造耐力への影響がある部位(柱・土台など)が弱体化したままだと、地震時に建物の変形が大きくなる可能性があります。構造耐力に不安がある場合は、建築士または専門業者に相談することをおすすめします。また、食害を受けた木材は腐朽が進むことがあるため、後回しにするほど修繕範囲が広がる可能性があります。

「被害の程度が軽微かどうか」は専門家の確認が必要です。被害が判明したら、早めに専門業者に相談することをおすすめします。


まとめ

シロアリ被害の修繕費用は、発見時期と被害範囲によって数万円から数百万円まで大きく変わります。

まず大切なのは、被害の全容を専門家に点検してもらうことです。被害の範囲が確認できてはじめて、修繕の範囲と費用の見当がつきます。「まず点検と駆除を進め、被害箇所を把握してから修繕範囲を確定させる」という手順が、無駄なコストを抑える最善策です。

軽度から重度で最大300万円以上の差が生じる可能性があること、そして5年ごとの予防処理コスト(5〜15万円)との対比で、早期対処の経済合理性を確認できたと思います。気になる症状があれば、まず専門家への相談を検討してみてください。

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